新潟土壌情報センターは情報提供事業の一環として、燕市立燕中学校の環境学習に参加しました。
「総合的な学習の時間」は、生徒の「自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え問題を解決する力」「学び方やものの考え方、問題可決に向けての主体的、創造的な態度」「事故を見つめ、自分の生き方について考える力」などの「生きる力」の育成をねらいとして全国の中学校で独自に実施されています。
燕中学校では「総合的な学習の時間」をツバメタイム21(TT21)の愛称で呼び、燕市を拠点とした生徒の主体的な学習活動を推進しています。
TT21では「環境」「福祉」「健康」などについて、自ら課題を設定、計画し、体験学習や探究活動を行っています。
新潟土壌情報センターは、「土壌汚染問題」をテーマとしたグループ学習の支援を行いました。
活動1 土壌汚染対策の出前講座
土壌汚染問題や調査・対策技術の概要について出前講座を実施しました。歴史を感じさせる燕中学校の理科室に懐かしさを感じました。担当の菅原先生、ご協力ありがとうございました。
活動2 校庭の土壌調査
新潟土壌情報センター会員の指導のもと、校庭の土壌について土壌のサンプリングおよび簡易分析を実施しました。
はじめての土壌調査にどきどきわくわく。採取試料は新潟土壌情報センター会員島津テクノリサーチ鰍ナ分析していただき、正式な計量証明書を発行していただきました。
土壌汚染が発見されなくて、ほっとひと安心でした。
活動3 分析機関および大学研究室見学
長岡市にある社団法人新潟県環境衛生中央研究所と国立大学法法人長岡技術科学大学を訪問しました。新潟県環境衛生中央研究所では土壌試料の前処理および土壌汚染対策法指定有害物質の分析方法について学習しました。
長岡技術科学大学福田研究室では、微生物を使った汚染浄化について学習しました。福田教授は世界で始めてPCB分解酵素を発見しました。中学生にはちょっとむずかったかな?
燕中学の先輩、北川さんが福田研究室に在籍していました。思わぬ後輩との対面に北川さんも懐かしそうでした。
ご指導いただいた金子所長、福田教授、ありがとうございました。
学習の成果は12月7日(金)午後1時20分より燕中学校で発表会を行うそうです。
(http://www.city.tsubame.niigata.jp/tsubame-j/)
学習の成果をこのホームページにおいても発表予定です。
NPO法人新潟土壌情報センターでは、今後も新潟県各地の環境学習を支援します。 |