NPO法人 新潟土壌情報センター(NSIセンター)は、新潟県における土壌汚染による環境問題を解決します。

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新潟土壌情報センター(NSIセンター)土壌汚染Q&A

※ ここで解決しない疑問等がございましたら、お気軽にご相談ください。土壌汚染よろず相談窓口へ


Q−18 どうやって実施する対策を選ぶのですか。
 土壌汚染の対策工は象物質の性質や状況によって、大きく異なります。
 以下に地下水経由の土壌汚染ある場合とない場合ついて示しました。

ア 地下水経由観点からの土壌汚染がある場合
 地下水経由観点からの土壌汚染がある場合、処置の技術的な適用可能性は以下の通りとなります。

 
第一種特定有害物質
(発揮性有機化合物)
第二種特定有害物質
(重金属等)
第二種特定有害物質
(農薬等)
基準適合
基準適合
基準不適合
基準不適合
基準不適合
基準不適合
原位置不溶化・
不溶化埋め戻し
×
×
×
×
×
原位置封じ込め
×
×
遮水封じ込め
×
×
遮断封じ込め
×
×
土壌汚染の除去
※ この表に示した基準適合・不適合は、第二溶出量基準による。

イ 直接摂取の観点からの土壌汚染がある場合
 原則として盛土とする。
 ただし、盛土することにより、日常の居住について著しい支障が生じる場合には、土壌入れ替えとされています。盛土は,厚さ50cm以上の汚染されていない土壌の層により覆うものとされています。
 実際の対策工選出は汚染物質のみではなく、地形・地質条件や土地の利用、周辺住民の生活環境等によりかなり左右されます。
 以下に選出例を示しましたが、実際には汚染状況および地質調査を行い、その結果から判定します。

<選出例>
No.
状  況
工 法
1
揮発性有機化合物で汚染している。
地下水位は低く、対象物質は難透水性の層にトラップされており、上部層は透気性がある。
土壌ガス吸引法
2
揮発性有機化合物で汚染している。
地下水位は高く変動しやすく、汚染は地下水位の上下に跨っている。上部層は透気性はあるもののやや低い。
マルチフェーズ抽出法
3
重金属による汚染で、地下水に溶出している。
地下水の流出口が一部に限られるが、下流で飲料に利用している。
応急処置として地下水遮断を実施する。
恒久処置として汚染土を排除処理する。
4
重金属による汚染があり、地下水に溶出しているが、下流で飲料に利用しているところはない。
地形的に汚染が拡大する要素はほとんどなく、土地を利用する予定はない。
厚さ50cm以上の盛土を行い、土地を立ち入り禁止にする。
地下水の観測を継続する。


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